シンガポールのSingtelが2016年Q4の業績を発表

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シンガポールのSingapore Telecommunications (Singtel)は2016年12月31日に終了した四半期および9ヶ月間の決算発表資料を公開した。

2016年12月31日に終了した四半期の連結売上高は前年同期比1.5%減の44億1,000万シンガポールドル(約3,514億円)となった。

EBITDAは前年同期から大きな変動なく12億2,100万シンガポールドル(約973億円)、純利益は前年同期比2.0%増の9億7,300万シンガポールドル(約775億円)である。

連結売上高のうちシンガポールにおける消費者向け事業では前年同期比4%増の6億5,700万シンガポールドル(約524億円)となり、うち移動体通信事業は前年同期から大きな変化なく3億2,800万シンガポールドル(約261億円)、端末販売は新製品の購入需要により前年同期比26%増の1億3,400万シンガポールドル(約107億円)となった。

シンガポールにおける消費者向け事業のEBITDAは前年同期比6%増の1億8,500万シンガポールドル(約147億円)、EBITDAマージンは前年同期の27.4%から28.1%に上昇した。

シンガポールの移動体通信事業全体では売上高が5億2,600万シンガポールドル(約419億円)で、前年同期からは減少したが前期からは増加した。

2016年12月末時点の事業データも公表されている。

シンガポールにおける携帯電話サービスの加入件数はポストペイド契約が前四半期から増加して235万件、プリペイド契約が前四半期から減少して174万件、合計は前四半期末から減少して409万件である。

ポストペイド契約の比率は約57.5%、プリペイド契約の比率は約42.5%となる。

携帯電話サービスの加入件数のうちLTEサービスを利用できる4G契約の比率は256万2,000件で、約62.6%に達する。

シンガポールドル(SGD)ベースのポストペイド契約のARPU (1回線当たり月間平均収入)はデータ通信収入が上昇したものの、ローミング費や音声通話による収入低下により69シンガポールドル(約5,500円)に低下した。

スマートフォン利用者における月間データ通信容量は3.2GBである。

また、2016年12月31日に終了した9ヶ月間の連結売上高は前年比3.6%減の124億400万シンガポールドル(約9,884億円)となった。

EBITDAは前年比1.6%減の36億8,900万シンガポールドル(約2,940億円)、純利益は前年比1.2%増の28億8,900万シンガポールドル(約2,302億円)である。

なお、シンガポールにおける移動体通信事業は全額出資子会社のSingtel Mobile Singaporeを通じて手掛ける。

Singtel