小米がパキスタンのスマホ市場に参入へ、イスラマバードで記者会見を開催
- 2017年02月12日
- 海外携帯電話
中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)はパキスタンのスマートフォン市場に参入することがパキスタンメディアの報道で分かった。
Xiaomi CommunicationsはパキスタンのSmartlink Technologiesを公式な代理店に指定し、パキスタンでスマートフォンを含めたMiブランドの各種製品を公式に販売するという。
Xiaomi CommunicationsとSmartlink Technologiesはパキスタンの全国紙に参入を知らせる広告を出稿しており、また報道関係者に対してはプレスカンファレンスの招待状も配信している。
プレスカンファレンスは2017年2月20日にパキスタンの首都・イスラマバードで開催し、パキスタンのスマートフォン市場への参入を正式に発表する予定である。
これまでにパキスタンでは非公式な販売店がパキスタンの政府機関であるPakistan Telecommunication Authority (PTA)による型式承認を受けずにXiaomi Communicationsのスマートフォンを販売し、Pakistan Telecommunication AuthorityがXiaomi Communicationsのスマートフォンの販売を禁止するなどの騒動もあった。
なお、パキスタンでは1996年電気通信法29条に基づき、パキスタンの領土内で端末機器を販売する場合は、販売前にPakistan Telecommunication Authorityによる型式承認を受ける必要がある。
型式承認の費用はSIMカードを使用できる携帯電話、タブレット、パソコンの場合、パキスタン国内製造であれば5,000パキスタンルピー(約5,400円)、外国製造であれば100米ドル(約11,000円)となり、パキスタン国内製造を優遇するものの、決して費用は高くない。
しかし、型式承認を受けるためには製造元からの公認証明書、技術仕様、販売拠点やサポートなどの詳細な情報もすべて提出する必要があり、非公式な販売店にとっては極めてハードルが高いものである。
Smartlink Technologiesは2016年12月にXiaomi Communicationsのスマートフォンの販売に必要な型式承認を取得済みであり、ようやくパキスタンでもXiaomi Communicationsのスマートフォンを安心して購入できるようになる。
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