香港のGodin Holdingsが高級携帯電話メーカーVertuをキプロスのBafertonに売却

香港特別行政区のGodin Holdings (国鼎投資)は英国のVertuをキプロス(南)のBafertonに売却したことが外国メディアの報道で分かった。

VertuはフィンランドのNokiaが子会社として設立した高級携帯電話メーカーであるが、2012年10月にはスウェーデンのEQT VIに売却、2015年10月にはGodin Holdingsに売却されており、2012年以降は比較的短期間で所有者が入れ替わっていた。

Bafertonはキプロスで登記された投資会社であり、登記上の本店所在地はキプロスの首都・ニコシアである。

Vertuの買収額は5,000万英ポンド(約70億円)と伝えられている。

Bafertonはトルコ人の資産家が所有する企業で、このトルコ人の資産家はトルコの移動体通信事業者であるTelsimの設立時にNokiaや米国のMotorolaから資金を借りたが返済できず、Nokiaに提訴されたことがあるという。

なお、Telsimは英国のVodafone Groupに買収されており、2005年末に合意して2006年半ばに取引が完了している。

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