Galaxy Note7の再生品に関する早期発表はグリーンピースの圧力が影響か
- 2017年03月31日
- Android関連
韓国のSamsung Electronicsはスマートフォン「Samsung Galaxy Note7」の再生品の販売やリサイクルなどに関して案内したが、早期の発表は環境保護団体のグリーンピースによる圧力が影響したことが分かった。
Samsung ElectronicsはフラッグシップのスマートフォンであるSamsung Galaxy S8およびSamsung Galaxy S8+の発表直前になり、Samsung Galaxy Note7のリサイクルに関して公式声明を発表した。
Samsung Galaxy Note7の再生品は安価で発売される見込みで、早期の発表に対してはカニバリゼーションを引き起こすのではと発表のタイミングを疑問視する意見も多かった。
Samsung Electronicsの関係者は韓国メディアに対して背景を明らかにしており、「Samsung Galaxy S8シリーズの発表に先立ち、グリーンピースの圧力から抜け出すために急いで発表した」と述べたという。
また、Samsung Galaxy Note7の再生品に関する具体的な実行案はなく、最終的な計画などは改めて案内するとのことである。
グリーンピースはスペインのバルセロナで開催されたMobile World Congress 2017 (MWC 2017)において、Samsung Electronicsのプレスカンファレンスに乱入してSamsung Galaxy Note7を適切にリサイクルするようアピールするなど、Samsung Electronicsに対して圧力をかけていたことが分かっている。
ほかに韓国の政府機関である環境部も適切な処理が必要との考え方を示しており、Samsung ElectronicsがSamsung Galaxy Note7の廃棄を表明した際は、処理の方法によっては課徴金を命じる可能性も示唆していた。
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