韓国のSK Telecomが4.5Gとして5CC CAを世界初の商用化、Galaxy S8シリーズが対応
- 2017年04月20日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者であるSK Telecomは4.5Gとして新技術を導入すると発表した。
適用する技術はキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した5コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(5CC CA)および256QAMで、5CC CAと256QAMを組み合わせて通信速度を下り最大700Mbpsに高速化する。
5CC CAの組み合わせはCA_1A-3A-5A-7A-7Aで、具体的には2.6GHz帯の20MHz幅、2.6GHz帯の10MHz幅、2.1GHz帯の10MHz幅、1.8GHz帯の20MHz幅、850MHz帯の10MHz幅を束ね、すべてのコンポーネント・キャリアで256QAMが適用される。
なお、5CC CAではSK TelecomがLTE用で保有する下りの周波数をすべて使うことになる。
2017年5月末より首都のソウル特別市や広域市など23の主要な都市から5CC CAを導入する計画で、2017年上半期のうちに85の都市に拡大する計画としている。
対応端末はSamsung Galaxy S8およびSamsung Galaxy S8+となり、2017年5月に配信されるソフトウェアのアップデートを通じて5CC CAに対応する。
SK Telecomは世界で初めて5CC CAを商用化する移動体通信事業者となる見通し。
また、2017年5月には4コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(4CC CA)、256QAM、4×4 MIMOの組み合わせも導入し、通信速度を下り最大800Mbpsとする。
具体的には20MHz幅のコンポーネント・キャリアを2波、10MHz幅のコンポーネント・キャリアを2波、合計で4波のコンポーネント・キャリアを束ね、20MHz幅のコンポーネント・キャリアのうち1波で4×4 MIMOを適用、すべてのコンポーネント・キャリアで256QAMが適用される。
通信速度の理論値は5CC CAと256QAMの組み合わせより高速となり、対応端末は同じくSamsung Galaxy S8+とSamsung Galaxy S8+である。
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