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LGエレクトロニクスが2017年Q1の業績を発表、MC事業本部は赤字縮小



韓国のLG Electronicsは2017年第1四半期の業績を発表した。

連結売上高は前年同期比10%増の14兆6,572億韓国ウォン(約1兆4,406億円)、営業利益は前年同期比82%増の9,215韓国ウォン(約906億円)となり、営業利益は2009年第2四半期以降で最高の記録という。

また、2016年第4四半期は赤字転落したが、1四半期で黒字転換を果たした。

主要な事業本部別の業績も公開されている。

H&A (Home Appliance&Air Solution)事業本部は売上高が前年同期比10%増の4兆6,387億韓国ウォン(約4,559億円)、営業利益が前年同期比28%増の5,208億韓国ウォン(約510億円)となった。

主力製品の販売が好調で、営業利益および営業利益率は過去最高を記録し、営業利益率は四半期ベースでは初めて二桁の11.2%を達成した。

MC (Mobile Communications)事業本部は売上高が前年同期比2%増の3兆122億韓国ウォン(約2,961億円)、営業損失は2億韓国ウォン(約1,966万円)となった。

またしても赤字を記録したが、韓国など一部市場でフラッグシップのスマートフォンであるLG G6を発売したほか、エントリークラスのスマートフォンの販売が好調で、売上高の増加や赤字幅の大幅な縮小に貢献した。

HE (Home Entertainment)事業本部は売上高が4兆3,261億韓国ウォン(約4,252億円)、営業利益が3,822億韓国ウォン(約376億円)となった。

新興市場で需要低迷の影響を受けたが、韓国、北米、中南米市場で成長し、売上高は前年同期から小幅減少にとどめた。

高価格帯のテレビの販売が好調で、コスト削減の成果も出ており、営業利益率は8.8%と四半期ベースでは最高の記録という。

VC (Vehicle Components)事業本部は売上高が8,764億韓国ウォン(約861億円)、営業損失は145億韓国ウォン(約14億円)となった。

小幅の赤字が続いたが、先行投資を進めているためと説明している。

2017年第2四半期の見通しとしては、MC事業本部はLG G6の販売地域を拡大する計画で、プレミアムスマートフォンと呼ばれる高価格帯のスマートフォンの市場で再飛躍し、収益性の改善を図るという。

LG Electronics

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