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サムスン電子が中国でデュアルカメラ搭載のGalaxy C10を8月に発売へ、中国での大失速から復活を狙う



韓国のSamsung Electronicsはスマートフォン「Samsung Galaxy C10」および「Samsung Galaxy C10+」を2017年8月に中国で発売する方針を固めたことが韓国メディアの報道で分かった。

Samsung Galaxy C10シリーズは中国をターゲットとして開発されたスマートフォンで、Samsung Electronicsが中国に保有する拠点であるSamsung Design Chinaが中国市場を徹底的に分析して設計を担当したという。

香港特別行政区の調査会社であるCounterpoint Technology Market Researchの調査によると、Samsung Electronicsは中国でスマートフォンの出荷台数を大幅に減らしており、2017年第1四半期の出荷台数の占有率では前年同期の8.6%からわずか3.3%まで落ちた。

Samsung Electronicsは2017年8月にSamsung Galaxy C10シリーズを発売し、急落した中国における占有率の回復を目指すとのことである。

中国ではHuawei Technologies (華為技術)、Guangdong OPPO Mobile Telecommunications (広東欧珀移動通信)、vivo Mobile Communication (維沃移動通信)が台頭し、中国市場のトレンドに乗り遅れたSamsung Electronicsは徐々に占有率を失っていた。

しかし、2016年にはSamsung Galaxy Note7の爆発事故で中国における対応が問題となり、国営テレビのChina Central Television (中国中央電視台:CCTV)がSamsung Electronicsの対応を批判するに至った。

さらに、韓国の終末高高度防衛ミサイル(THAADミサイル)の配備に反発する中国で禁韓令が広がり、中国で難しい状況のSamsung Electronicsに追い打ちをかけた。

なお、vivo Mobile Communicationsは禁韓令の影響もあり、イメージキャラクタに起用していた韓国の俳優と契約を打ち切った。

中国では高価格帯のプレミアムスマートフォンの市場規模は大きくなく、Samsung Electronicsは占有率を回復させるためにプレミアムスマートフォンのみでは限界があると判断した模様である。

Samsung Galaxy Cシリーズは手頃な価格に設定されるが、プレミアムスマートフォンから性能が大きく劣るわけではなく、Guangdong OPPO Mobile Telecommunicationsやvivo Mobile Communicationのフラッグシップのスマートフォンと競合する位置づけとなる。

Samsung Galaxy C10シリーズは中国で伸長する主要なメーカーが採用するデュアルカメラを採用し、チップセットはQualcomm Snapdragon 660 Mobile Platformを搭載すると伝えられている。

亜洲経済

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