台湾の中華電信が4CC CAと256QAMを導入、下り最大548Mbpsに高速化へ
- 2017年06月22日
- 海外携帯電話
台湾の移動体通信事業者であるChunghwa Telecom (中華電信)は2017年7月末にキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した4コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(4CC CA)を導入すると発表した。
4CC CAの組み合わせはCA_3A-3A-7A-7Aとなり、FDD-LTE方式の1.8GHz帯(Band 3)が隣接しない15MHz幅と10MHz幅、2.6GHz帯(Band 7)が隣接しない20MHz幅と10MHz幅を利用する。
1.8GHz帯の一部はGSM方式で利用しているが、2017年6月30日をもってGSM方式を終了するため、2017年7月よりFDD-LTE方式に転用できる。
これにより、Chunghwa Telecomが大4Gとして展開するLTEサービスではFDD-LTE方式の2.6GHz帯が20MHz幅*2と10MHz幅*2、1.8GHz帯が15MHz幅*2と10MHz幅*2、900MHz帯(Band 8)が10MHz幅*2、上下合計で130MHz幅を使用することになる。
なお、4CC CAで利用する1.8GHz帯は第1回の4G周波数オークションで取得したC2およびC5、2.6GHz帯は第2回の4G周波数オークションで取得したD2およびD4に該当する。
Chunghwa Telecomは4CC CAの理論値が下り最大548Mbpsと案内しており、4CC CAに加えて256QAMも同時に適用する見込み。
従来は3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)を適用して下り最大337.5Mbpsで提供していたが、通信速度を大幅に高速化する。
4CC CAの対応端末はHTC U11 (U-3u)、Samsung Galaxy S8 (SM-G950FD)、Samsung Galaxy S8+ (SM-G955FD)、Sony Xperia XZ Premium (G8142)となっている。
Chunghwa Telecom
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