蘭領アルバの携帯電話事業者Mio Wirelessが経営破綻、政府が資産接収へ
- 2017年07月11日
- 海外携帯電話
蘭領アルバの移動体通信事業者でブランド名をMio Wirelessとして展開するDTH Television & Telecommunicationsは経営難で事業継続が困難となり、蘭領アルバ政府がDTH Television & Telecommunicationsの資産を接収することが分かった。
DTH Television & Telecommunicationsは手頃な料金で優れたサービスを提供するために尽力してきたが、蘭領アルバ政府より1,500万アルバフロリン(約9億2,530万円)のペイアウトを要求されたという。
蘭領アルバ政府は2017年6月29日付けでDTH Television & Telecommunicationsに送付した通知を通じて、ペイアウトを支払わないのであれば事業を直ちに閉鎖すると通告した。
DTH Television & Telecommunicationsによると、蘭領アルバ政府が要求したペイアウトの金額は売上高の何倍もの金額に相当するとのことである。
通信塔の運用や土地利用に係る費用、従業員の給与などを考慮すると財務的に崩壊し、事実上の経営破綻に陥ったことを認めた。
蘭領アルバ政府はペイアウトを支払わないのであれば資産を接収すると最終通告し、DTH Television & Telecommunicationsは最終通告に従う以外の選択肢はなかったという。
ネットワークなどを筆頭に接収した資産を蘭領アルバ政府が適切に運用を継続する限り、加入者は継続して各種サービスを利用できる見通しである。
DTH Television & Telecommunicationsは困難で悲しい一日であるが、加入者に対して7年間にわたり受けた支持に感謝するとコメントしている。
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