中国移動と中国電信がブラジルの携帯電話事業者Oiの買収を検討か
- 2017年09月23日
- 海外携帯電話
中国のChina Mobile (中国移動)およびChina Telecom (中国電信)はブラジルの移動体通信事業者であるOiに関心を示していることが外国メディアの報道で分かった。
ブラジルに子会社を設立したChina MobileはOiの買収を検討していると伝えられている。
China Mobileは子会社のChina Mobile International (中国移動国際)を通じてブラジルのサンパウロにChina Mobile International (Brazil) Holdingsを設立しており、China Mobile International (Brazil) Holdingsの開所式にはブラジルの政府機関で電気通信分野を管轄するAgencia Nacional de Telecomunicacoes (以下、ANATEL)の関係者も出席した。
開所式で同席したChina Mobileの関係者とANATELの関係者はOiの買収に関して意見を交わしたという。
また、Oiに関してはChina Mobileだけではなく、China Telecomも関心を示していると報じられている。
China TelecomはOiの経営再建のために資本を注入する計画を検討している模様である。
なお、Oiは2016年6月にブラジル史上最大規模の負債を抱えて会社更生手続きの適用をリオデジャネイロ州の裁判所に申請した。
OiはルクセンブルクのOrascom TMT Investments (OTMTI)と自社売却に関して交渉していたが、最終的な合意には至っておらず、交渉は決裂に終わった可能性が高い。
中国とブラジルの間では2017年9月1日に中国の首都・北京で首脳会談を実施し、様々な分野で協力することを合意しており、中国によるブラジルの電気通信分野への投資に関して何らかの言及があった可能性もある。
GLOBAL TELECOMS BUSINESS
REUTERS
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