TCL GroupがTCL Communicationの株式49%を売却へ、完全子会社化からわずか1年
- 2017年10月11日
- 海外携帯電話
中国のTCL Group (TCL集団)は同社の完全子会社でスマートフォン事業を含めた端末事業を手掛けるTCL Communication Technology Holdings (TCL通訊科技控股)の株式49%を売却することを明らかにした。
TCL Groupは完全子会社のT.C.L. Industries Holdings (H.K.) (T.C.L.実業控股(香港)を通じてTCL Communication Technology Holdingsの株式100%を保有しているが、T.C.L. Industries Holdings (H.K.)はTCL Communication Technology Holdingsの株式49%に相当する626,702,217株を売却する計画という。
売却先はTsinghua Unigroup (紫光集団)傘下のUnisplendour Technology Venture Capital、Yunnan Metropolitan Construction Investment Group (雲南省城市建設投資集団)傘下のOriente Grande Investment Fund、Vivid Victory Developmentsとなり、取引が完了すれば持ち株比率はT.C.L. Industries Holdings (H.K.)が51%、Unisplendour Technology Venture Capitalが18%、Oriente Grande Investment Fundが18%、Vivid Victory Developmentsが13%となる予定である。
TCL Groupは2016年9月にT.C.L. Industries Holdings (H.K.)を通じてTCL Communication Technology Holdingsの株式を追加取得して完全子会社化したが、完全子会社化からわずか1年程度で株式49%を手放すことになる。
なお、TCL Communication Technology HoldingsはTCLブランド、Alcatelブランド、BlackBerryブランドのスマートフォンなどを展開している。
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