KDDIが福山市で訪日客向け多言語音声翻訳システムの社会実証を実施へ
- 2017年12月12日
- KDDI-総合
KDDIと福島市は多言語音声翻訳システムの実証と地域の観光振興を目的とした社会実証の実施に向けた覚書を2017年12月11日付けで締結したと発表した。
2017年12月15日から2018年3月5日まで、JR福島駅観光案内所、福山市鞆の浦歴史民俗資料館、鞆の浦観光情報センター、鞆の浦 a cafe (トモノウラ・ア・カフェ)で多言語音声翻訳システムを利用可能となる。
福山市は2017年10月に広島県福山市鞆町の福禅寺対潮楼が所有する朝鮮通信使関係史料の朝鮮通信使に関する記録がユネスコ記憶遺産に登録されたことから、福山市を訪れる外国人観光客の増加を見込んでおり、社会実証で外国人観光客に多言語音声翻訳システムの利用を支援し、観光地の活性化を推進するという。
KDDIはGPSを用いて現在地の固有名詞に適した地名に翻訳する機能により、社会実証で高い翻訳精度を実現するとともに、言語のみならず目的地のイメージ画像や映像を再生する。
また、実際に多言語音声翻訳システムを運用することで課題を抽出し、満足度や安心感の向上および観光客の増加などを通じて、地域経済への波及に寄与するための取り組みを推進するとのことである。
KDDIと福山市は社会実証のほかにも、第5世代移動通信システム(5G)を見据えた基地局収容型LED街路灯の実証実験を2017年10月より開始しており、地域復興や地方創生を推進する取り組みを進めるという。
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