韓国高速鉄道・原州-江陵間でLTE-Rを商用化、サムスン電子がSM-G888N0を提供
- 2017年12月23日
- 海外携帯電話
韓国のSamsung Electronicsおよび韓国の移動体通信事業者であるKTは韓国高速鉄道(KTX)・京江線の原州-江陵間でLTE-Railway (LTE-R)を商用化したと発表した。
京江線の原州-江陵間は2017年12月22日に営業運転を開始しており、同時にLTE-Railwayを商用化している。
最高速度は250km/hに達するとのことで、LTE-Railwayを高速鉄道で適用した事例は世界で初めてとなる。
LTE-RailwayはLTE方式をベースに鉄道の運行管理業務などに適するよう開発された鉄道通信規格で、韓国ではLTE-Railwayを次世代鉄道通信規格の鉄道統合無線網と位置付けている。
従来のTrunked Radio System (TRS)、Very High Frequency (VHF)、Public-Safety LTE (PS-LTE)と相互運用できるが、将来的に鉄道通信規格を鉄道統合無線網としてLTE-Railwayに統一する計画である。
700MHz帯でLTE-Railwayを構築しており、MCPTT (Mission-Critical Push-to-talk)やVoLTE (Voice over LTE)などの機能が実装されている。
Samsung ElectronicsはLTE-Railwayに対応した頑丈な業務用のスマートフォンとしてSamsung SM-G888N0を提供している。
なお、原州-江陵間の開通に伴い首都・ソウルから平昌2018オリンピック冬季競技大会および平昌2018パラリンピック冬季競技大会を開催する競技会場の最寄駅まで高速鉄道で結ぶことになり、平昌2018オリンピック冬季競技大会および平昌2018パラリンピック冬季競技大会の会期中は一部の列車が仁川国際空港(ICN)まで直通運転する。
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