中国移動が天津市で5GやNB-IoTの試験を実施へ
- 2018年02月12日
- 海外携帯電話
中国のChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団:CMCG)傘下で天津市の移動体通信事業者(MNO)であるTianjin Mobile (天津移動)は第5世代移動通信システム(5G)やIoT向けLTE規格の試験を実施すると発表した。
天津市は5Gの試験都市に指定されており、5Gの試験都市としての利点を活用し、CMCGの天津市における事業を管轄するTianjin Mobileは天津市浜海新区工業和信息化委員会および中新天津生態城と共同で5GやIoT向けLTE規格の試験を実施するという。
まずは天津市でLTE UE Category NB1 (以下、NB-IoT)の試験を実施し、すでに天津市浜海新区の中新天津生態城で29局のNB-IoTに対応した基地局を整備した。
NB-IoTはIoT向けLTE規格で、標準化団体の3GPPが定める標準化規格のRelease 13に準拠する。
低コスト、低消費電力、カバレッジの広さなどを特徴とし、既存のLTE基地局を活用して迅速にエリアを整備できるため、IoT機器向けの通信として世界各地で導入されている。
なお、中新天津生態城は中国政府とシンガポール政府が共同で建設を進める地区で、2020年の完成を目指している。
環境に配慮したエコシティと位置付けており、インフラのスマート化による環境負荷の軽減も期待される。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。