シンガポールのSingtelがインドのBharti Airtelに追加出資
- 2018年02月06日
- 海外携帯電話
シンガポールのSingapore Telecommunications (新加坡電信:Singtel/新電信)はインドのBharti Airtelに追加出資すると発表した。
Singapore Telecommunicationsの全額出資子会社で国際投資事業を担うSingtel International InvestmentsはインドのBharti Telecomの新株予約権の割り当てを受けたという。
Singtel International InvestmentsはBharti Telecomの株式を1株あたり310インドルピー(約532円)、最大で85,450,000株の新規株式の割り当てを受ける予定で、取引総額は264億8,950万インドルピー(約454億円)に達する。
なお、Bharti TelecomはインドのBharti Airtelを所有する持ち株会社で、Bharti TelecomによるBharti Airtelへの出資比率は50.1%である。
新株予約権を行使すれば、Singapore TelecommunicationsによるBharti Telecomへの出資比率は77.1%から78.8%に、Singapore TelecommunicationsによるBharti Airtelへの出資比率は38.6%から39.5%に上がる。
インドの携帯電話市場は競争環境が激化してBharti Airtelにとって逆風が吹いているが、スマートフォンの普及率とデータ通信の需要が拡大している。
長期的な投資戦略のもと、Singapore Telecommunicationsは加入件数で世界2位の規模を誇るインドの携帯電話市場で1位を維持するBharti Airtelに追加投資する価値があると判断した模様である。
なお、Bharti Airtelはインドのほか子会社を通じて南アジアやアフリカの複数の国で携帯電話事業を手掛ける。
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