ミャンマーのMytelがファーストコールセレモニーを開催、国軍最高司令官も出席
- 2018年02月11日
- 海外携帯電話
ミャンマー(ビルマ)で移動体通信事業に新規参入するTelecom International Myanmarはファーストコールの成功を祝う式典を開催した。
ミャンマーの首都・ネピドーに位置するケンピンスキー ホテル ネーピードーにおいて、Telecom International Myanmarのネットワークでのファーストコールの成功を祝う式典を開催し、携帯電話サービスの商用化に向けた準備が進んでいることをアピールしている。
式典にはミャンマー軍の最高司令官も出席しており、ミャンマーとベトナムの協力関係の成果と称えた。
ミャンマーとベトナムの企業がTelecom International Myanmarに出資しており、経営にはミャンマー軍も関与する。
Telecom International Myanmarの出資者と出資比率はベトナムのViettel Global Investmentが49%で筆頭株主、ミャンマーのStar Highが28%、ミャンマーのMyanmar National Telecom Holdingが23%となる。
このうちViettel Global Investmentはベトナムの政府機関である国防省(Ministry of National Defence:MOD)が出資し、ベトナム共産党中央軍事委員会(Central Military Commission of the Communist Party of Vietnam)が運営するViettel Group (軍隊工業通信グループ)の子会社で、Viettel Groupの国際事業を担う。
Star Highはミャンマーの政府機関である国防省(Ministry of Defence)が出資し、ミャンマー軍が事実上の経営権を握るMyanmar Economic Corporation (ミャンマー経済公社:MEC)の子会社である。
なお、国防省がミャンマー軍を統括しているが、国防大臣の任命権はミャンマー軍の最高司令官が有する。
Myanmar National Telecom Holdingはミャンマーの11社の企業が出資するコンソーシアムで、Telecom International Myanmarを設立する目的で先に設立された。
Telecom International Myanmarはミャンマーの最大都市・ヤンゴンに本社を置き、ブランド名をMytelとして2018年3月に携帯電話サービスを商用化する計画である。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。