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ウクライナで1.8GHz帯の周波数オークションが完了、4G LTEで利用へ



ウクライナの政府機関で電気通信分野の規制を担うNational Commission for the State Regulation of Communications and Informatization (以下、NCCIR)は第4世代移動通信システム(4G)向けの周波数オークションを完了した。

対象の周波数は1.8GHz帯で、第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式で利用中の周波数を4G向けに再割当する。

4GではFDD-LTE方式のBand 3で利用することになる。

落札者には1.8GHz帯における4Gのライセンスを交付し、有効期間は15年間である。

周波数はロット1からロット6まで分けられた。

各ロットの周波数範囲は下記の通り。

ロット1:1710.0~1725.0 MHzおよび1805.0~1820.0 MHz (15MHz幅*2)
ロット2:1725.0~1750.0 MHzおよび1820.0~1845.0 MHz (25MHz幅*2)
ロット3:1750.0~1770.0 MHzおよび1845.0~1865.0 MHz (20MHz幅*2)
ロット4:1770.0~1775.0 MHzおよび1865.0~1870.0 MHz (5MHz幅*2)
ロット5:1780.0~1785.0 MHzおよび1875.0~1880.0 MHz (5MHz幅*2)
ロット6:1775.0~1780.0 MHzおよび1870.0~1875.0 MHz (5MHz幅*2)

各ロットの落札者と落札額は下記の通り。

ロット1:lifecell、795,000,000ウクライナフリヴニャ(約32億2,196万円)
ロット2:Kyivstar、1,325,000,000ウクライナフリヴニャ(約53億6,993万円)
ロット3:VF Ukraine、1,060,000,000ウクライナフリヴニャ(約42億9,595万円)
ロット4:Kyivstar、612,000,000ウクライナフリヴニャ(約24億8,030万円)
ロット5:VF Ukraine、742,000,000ウクライナフリヴニャ(約30億716万円)
ロット6:Kyivstar、900,000,000ウクライナフリヴニャ(約36億4,750万円)

Band 3に該当する1710.0~1785.0 MHzおよび1805.0~1880.0 MHzの75MHz幅*2を完全に割り当てたことになる。

各社が落札に成功した帯域幅を合算すると、lifecellが連続した15MHz幅*2のみ、Kyivstarが連続した25MHz幅*2と10MHz幅*2で合計は35MHz幅*2、VF Ukraineが連続した20MHz幅*2と5MHz幅*2で合計は25MHz幅*2である。

4G向け周波数としては先に2.6GHz帯の割り当てを実施しており、各社ともFDD-LTE方式の2.6GHz帯(Band 7)と1.8GHz帯(Band 3)でLTEサービスを導入する。

なお、lifecellはトルコのTurkcell Iletisim Hizmetleriの全額出資子会社、KyivstarはオランダのVEONの全額出資子会社、VF UkraineはロシアのMobile TeleSystems (MTS)の全額出資子会社である。

NCCIR

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