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サムスン電子が2018年Q1の業績を発表



韓国(南朝鮮)のSamsung Electronics (サムスン電子)は2018年第1四半期の業績を発表した。

2018年第1四半期の連結売上高は前年同期比19.82%増の60兆5,637億韓国ウォン(約6兆1,371億円)、営業利益は前年同期比58.03%増の15兆6,422億韓国ウォン(約1兆5,851億円)、当期純利益は前年同期比52.11%増の11兆6,885億韓国ウォン(約1兆1,844億円)となった。

前年同期比で増収増益を達成したことになる。

部門別の業績も公開されている。

半導体部門は売上高が20兆7,800億韓国ウォン(約2兆1,057億円)、営業利益が11兆5,500億韓国ウォン(約1兆1,704億円)となった。

NAND型フラッシュメモリはモバイル向けの需要が鈍化したが、クラウドやインフラ向けの大容量ソリューション製品の需要が堅調に続いた。

ディスプレイパネル(Display Panel)部門は売上高が7兆5,400億韓国ウォン(約7,641億円)、営業利益が4,100億韓国ウォン(約415億円)となった。

有機EL事業は主要取引先の需要が低下し、またLTPS液晶との競争激化により前四半期比で売上高が減少した。

コスト削減と製造効率の向上に努め、競争力の確保と取引先の拡大を進める方針である。

液晶事業は供給過剰に伴い販売価格の下落が続いたが、高付加価値製品の販売比率上昇と持続的なコスト削減を通じて、前四半期比で売上高の維持に努めた。

IM (IT & Mobile Communications)部門は売上高が28兆4,500億韓国ウォン(約2兆8,829億円)、営業利益が3兆7,700億韓国ウォン(約3,820億円)となった。

スマートフォン事業ではフラッグシップのSamsung Galaxy S9およびSamsung Galaxy S9+の発売や旧機種の堅調な販売により、前四半期比で業績が大幅に改善した。

中低価格機種はラインナップを効率化し、オフラインのみならずオンラインでの販売も強化する計画である。

ネットワーク事業では韓国国外での事業拡大に伴い業績が改善し、第5世代移動通信システム(5G)に関連したソリューションの供給を拡大する方針という。

CE (Consumer Electronics)部門は売上高が9兆7,400億韓国ウォン(約9,870億円)、営業利益が2,800億韓国ウォン(約284億円)となった。

テレビ事業は高付加価値製品の販売比率を拡大したが、中低価格製品のラインナップ縮小など再編に伴い前年同期比で業績が低下した。

生活家電事業は高付加価値製品の販売好調で前年同期比で売上高が上昇したが、原材料の調達価格上昇と米国で新たな工場の稼働開始に伴うコストの発生で営業利益が減少したという。


Samsung Electronics

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