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LGが2018年Q1の業績を発表、スマホ事業は12四半期連続で赤字



韓国(南朝鮮)のLG Electronicsは2018年第1四半期の業績を発表した。

2018年第1四半期の連結売上高は前年同期比3.2%増の15兆1,320億韓国ウォン(約1兆5,334億円)、営業利益は前年同期比20.2%増の1兆1,078億韓国ウォン(約1,123億円)となった。

前年同期比で増収増益を達成した。

連結売上高と営業利益ともに第1四半期としては過去最高で、営業利益は2009年第2四半期以降では四半期ベースで最高となる。

事業本部別の業績も公表されている。

H&A (Home Appliance & Air Solution)事業本部は売上高が4兆9,239億韓国ウォン(約4,990億円)、営業利益が5,531億韓国ウォン(約560億円)となった。

韓国を含めた世界各地で主力製品の販売が好調で、売上高は前年同期比9.3%増を記録した。

原材料価格が上昇して負の要因となったが、高付加価値製品の販売拡大とコスト削減を通じて、営業利益は前年同期比8.2%増と増益を確保している。

HE (Home Entertainment)事業本部は売上高が4兆1,178億韓国ウォン(約4,173億円)、営業利益が5,773億韓国ウォン(約585億円)となった。

テレビの高付加価値製品の販売拡大に支えられ、売上高は前年同期比7.4%増、営業利益は前年同期比76.5%増を記録し、コスト削減も貢献して高い収益性を確保した。

MC (Mobile Communications)事業本部は売上高が2兆1,585億韓国ウォン(約2,187億円)、営業損失が1,361億韓国ウォン(約138億円)となった。

慢性的なスマートフォンの販売不振が影響して赤字が続き、12四半期連続で赤字を記録したことになる。

スマートフォンの主要部品の価格上昇は負の要因であるが、事業構造の継続的な改善に努めており、赤字幅は縮小傾向となっている。

VC (Vehicle Components)事業本部は売上高が8,400億韓国ウォン(約851億円)、営業損失が170億韓国ウォン(約17億円)となった。

自動車インフォテインメントの主要取引先の一部で自動車の販売が減少したため、売上高は前年同期比0.8%減を記録した。

また先行投資に積極的な分野のため、先行投資が影響して小幅な赤字が続いた。

B2B (Business to Business)事業本部は売上高が6,427億韓国ウォン(約651億円)、営業利益が788億韓国ウォン(約80億円)となった。

大型デジタルサイネージや高効率太陽電池モジュールの販売拡大により売上高は前年同期比23.7%を記録し、高付加価値製品の販売拡大と競争力向上が功を奏して営業利益は前年同期比191.9%増となり、収益性の向上を実現した。

LG Electronics

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