豪州で第4の携帯電話事業者となるTPG Internet、アデレードで最初の基地局を開局
- 2018年07月06日
- 海外携帯電話
豪州のTPG Telecomの全額出資子会社で同国のTPG Internetは商用の基地局を開局したことが分かった。
TPG Internetは周波数オークションを通じて周波数を獲得し、移動体通信事業者(MNO)として新規参入することが決定している。
移動体通信事業者として携帯電話サービスを商用化するため基地局の設置を進めており、2018年4月に最初の商用の基地局を開局したという。
最初の基地局は南オーストラリア州の州都・アデレードの中心部で開局した模様である。
これまで、TPG Internetは仮想移動体通信事業者(MVNO)として携帯電話サービスを提供しており、フルMVNOとして展開するため公衆陸上移動体ネットワーク番号(Public Land Mobile Network Number:以下、PLMN)は505-14を保有している。
元々は豪州のAAPTが505-14を保有しており、TPG TelecomがAAPTを買収した経緯があるが、505-14のネットワークが検出されているため、TPG Internetは移動体通信事業で505-14を使う見込み。
また、アデレード以外の都市でも505-14のネットワークの検出が報告されており、アデレード以外の都市でも順次開局していると思われる。
TPG Internetは商用化に先立ちトライアルの実施を発表しており、アデレードのほかは豪州首都特別地域・キャンベラ、ニューサウスウェールズ州の州都・シドニー、ビクトリア州の州都・メルボルン、クイーンズランド州の州都・ブリスベンの一部を提供エリアとする予定である。
なお、海外領土を除いた豪州本土では携帯電話サービスを提供する移動体通信事業者としてはTPG Internetが4社目となる。
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