苦境のHTC、2018年Q2は6割減収
- 2018年07月09日
- 海外携帯電話
台湾のHTC (宏達国際電子)は2018年6月の月間売上高を公表し、2018年第2四半期の売上高が判明した。
2018年第2四半期の売上高は67億7,400万台湾ドル(約246億6,542万円)となった。
売上高は前四半期比22.9%減、前年同期比58.0%減を記録しており、特に前年同期比では6割に近い大幅な減収となる。
HTCは主にスマートフォン事業とVR (仮想現実)事業を柱とするが、スマートフォンは販売不振が続き、VRは普及が進まず低迷しており、売上高は減少の一途を辿っている。
スマートフォンなどの販売減少に伴い台湾・桃園市や中国・上海市で工場の一部またはすべてを売却して製造機能の縮小を進めてきたが、2018年9月末までに桃園市の工場で勤務する1,500人の台湾人労働者を解雇することも決まっている。
なお、HTCの労働者はグローバルで6,450人、桃園市の工場で4,077人とされており、人員削減の対象はそれぞれ23.3%、36.8%に相当する。
■関連記事
HTC、1800人超が解雇や配置転換の対象に
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。