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タイのdtac、1.8GHz帯のLTEは20MHz幅から3MHz幅に



タイの移動体通信事業者(MNO)でdtacブランドを展開するTotal Access CommunicationはLTEサービスで利用する1.8GHz帯の帯域幅を縮小することが分かった。

Total Access Communicationはタイの移動体通信事業者で国有企業のCAT Telecomと締結した借用契約に基づき1.8GHz帯を利用しているが、2018年9月15日に借用契約の満期を迎える。

1.8GHz帯は45MHz幅*2のうち20MHz幅*2をFDD-LTE方式、5MHz幅*2をGSM方式で利用し、20MHz幅*2は利用していない状態となっている。

借用契約が終了すれば、2018年9月16日以降は借用契約に基づき利用する1.8GHz帯の利用は不可となる。

ただ、2018年8月に開催された1.8GHz帯の周波数オークションではTotal Access Communicationの子会社でタイの移動体通信事業者であるdtac TriNetが5MHz幅*2の落札に成功しており、借用契約が終了すれば1.8GHz帯は5MHz幅*2のうち3MHz幅*2をFDD-LTE方式、2MHz幅*2をGSM方式で利用する予定である。

Total Access Communicationはタイの政府機関で電気通信分野の規制を担う国家放送通信委員会(National Broadcasting Telecommunications Commission:NBTC)に借用契約の一時的な延長を求めたものの、国家放送通信委員会はTotal Access Communicationの要求を却下しており、Total Access Communicationは国家放送通信委員会を相手取り中央行政裁判所に提訴したが、中央行政裁判所の判断次第で2018年9月16日以降は1.8GHz帯で利用できる帯域幅が大幅に縮小する。

また、借用契約が終了すれば、1.8GHz帯の運用者はTotal Access Communicationからdtac TriNetに変わる。

借用契約の一時的な延長が認められても、2018年10月に開催される1.8GHz帯の周波数オークションで落札に成功しなければ、将来的に借用契約が終了すれば1.8GHz帯で利用できる帯域幅が縮小することになる。

dtac TriNetは2.1GHz帯のFDD-LTE方式、タイの移動体通信事業者で国有企業のTOTとのローミング契約に基づき利用する2.3GHz帯のTD-LTE方式を積極的に展開しているため、これらの周波数に対応した携帯端末の利用を推奨している。

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