サムスン電子が2018年Q3の業績を発表、スマホ事業は減益
- 2018年10月31日
- 海外携帯電話
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)は2018年第3四半期の業績を発表した。
連結売上高は前年同期比6.5%増の65兆4,600億韓国ウォン(約6兆4,983億円)、営業利益は前年同期比20.93%増の17兆5,749億韓国ウォン(約1兆7,447億円)、当期純利益は前年同期比17.49%増の13兆1,507億韓国ウォン(約1兆3,060億円)となった。
前年同期比で増収増益を達成した。
メモリ、有機ELパネル、プレミアムテレビなどの販売が拡大して増収増益に貢献したという。
事業部門別の業績も公表されており、スマートフォン事業やネットワーク事業などを手掛けるIM (IT&Mobile Communications)部門は売上高が前年同期比10.0%増の24兆9,100億韓国ウォン(約2兆4,738億円)、営業利益が32.5%減の2兆2,200億韓国ウォン(約2,205億円)となった。
スマートフォン事業ではフラッグシップとして展開するSamsung Galaxy Note9の発売などが増収に貢献したものの、ラインナップを刷新した影響で全体の販売台数は前期と変わらない水準にとどまる。
Samsung Galaxy Note9の発売に伴うマーケティング費の増加などが影響して減益に影響したという。
ネットワーク事業では主要な取引先が2018年上半期にLTEネットワークへの大規模な投資を実施しており、2018年下半期は低調な状況となっている。
2018年第4四半期の展望としては、Samsung Galaxy A7やSamsung Galaxy A9など中価格帯のラインナップの強化により、スマートフォンの販売台数は前期比で増加する見込みである。
ただ、マーケティング費用も増大するため、前期比で減益が予想されている。
韓国や米国など通信先進市場を対象に第5世代移動通信システム(5G)の商用化のため通信設備の供給を進めていく予定という。
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