Telia Companyがウズベキスタンの携帯電話事業者Ucellを売却完了
- 2018年12月13日
- 海外携帯電話
スウェーデンのTelia Companyはウズベキスタンの移動体通信事業者(MNO)でUcellブランドを展開するCoscomの売却を完了したと発表した。
Telia Companyは間接的にCoscomの株式100%を保有していたが、そのすべてをウズベキスタン共和国民営化済企業支援および競争促進国家委員会(State Committee of the Republic of Uzbekistan for Assistance to Privatized Enterprises and Development of Competition)に2億1,500万米ドル(約242億円)で売却したという。
売却先のウズベキスタン共和国民営化済企業支援および競争促進国家委員会はウズベキスタンの政府組織である。
Telia Companyは北欧諸国とバルト三国に集中する戦略に沿って、2015年9月にユーラシア大陸の7ヶ国、具体的にはネパール、タジキスタン、カザフスタン、ウズベキスタン、ジョージア、モルドバ、アゼルバイジャンの移動体通信事業から撤退する方針を明らかにしていた。
ようやくCoscomの売却を実現しており、これによりネパール、タジキスタン、ジョージア、アゼルバイジャン、そしてウズベキスタンの移動体通信事業から撤退を完了したことになる。
2018年の初めには対象の7ヶ国からは2018年中に撤退の完了を目指すと表明していたが、カザフスタンとモルドバでは売却先が決定しておらず、Telia Companyは売却先の模索を続ける。
なお、Telia CompanyおよびCoscomはウズベキスタンにおける事業で米国とオランダの司法当局より汚職疑惑で捜査を受け、制裁金の支払いを命じられていた。
Telia Companyは米国とオランダの司法当局と和解に達したが、ウズベキスタンにおける失態をTelia Companyの歴史における不運な章と表現していた。
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