豪州のTelstraが5Gサービスを試験提供、最初の端末はHTC製
- 2018年12月13日
- 海外携帯電話
豪州の移動体通信事業者(MNO)であるTelstraは法人顧客に対して第5世代移動通信システム(5G)サービスの試験的な提供を開始した。
クイーンズランド州のトゥーンバに本社を置くFKG Groupが5Gサービスにアクセスできる最初の顧客となる。
Telstraは顧客に最初の5G接続をもたらしたとアピールしている。
商用の5G端末と商用の5Gネットワークを利用しており、FKG Groupは初期の試験では商用の5G端末の機能や性能を検証するという。
また、FKG Groupは同社の主要事業である運輸、物流、農業やこれらに関連した分野において、5Gの特徴を生かしたサービスやソリューションなどの検証も進める方針である。
商用の5G端末としては台湾のHTC (宏達国際電子)が提供するHTC 5G Hubを利用している。
Telstraは2019年前半にHTC 5G Hubを一般顧客向けに発売する計画で、HTC 5G HubはTelstraが一般顧客に提供する最初の商用の5G端末のひとつになるという。
なお、5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用する。
Telstraはすでにトゥーンバを含めた豪州の複数の都市でNR方式に準拠した商用の5Gネットワークを構築しているが、一般顧客に対する5Gサービスの商用化は2019年前半となる見込み。
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