HTCが2018年11月の月間売上高を発表、前年同期比7割減
- 2018年12月07日
- 海外携帯電話
台湾のHTC (宏達国際電子)は2018年12月6日付けで2018年11月の月間売上高を発表した。
2018年11月の月間売上高は前年同期比73.98%減、前月比12.75%増の14億7,400万台湾ドル(約53億6,821万円)となった。
前月比では改善しているが、前年同期比で7割超の大幅な減収を記録しており、依然として厳しい状況が続いている。
全盛期の2011年9月には月間売上高が453億8,800万台湾ドル(約1,653億2,966万円)に達したが、2018年11月の月間売上高はピークのわずか3.25%にとどまる。
2018年11月末に終了した11ヶ月間となる2018年の累計売上高は前年同期比61.47%減の223億8,800万台湾ドル(約815億5,020万円)となった。
2018年通年では前年比で50%超の大幅な減収となる見込みで、2011年9月の月間売上高にも及ばない水準になると思われる。
業績の悪化は主にHTCの中核的な事業であるスマートフォンの販売不振が大きく影響している。
グローバルでスマートフォンの販売が低下後も台湾ではしばらくそれなりの販売台数を維持していたが、今や台湾でもスマートフォンの販売が厳しい状況で存在感を失いつつある。
HTCはVR (仮想現実)も推進しているが、伸び悩んでいる模様である。
ただ、HTCはスマートフォンのラインナップの見直しや大幅な人員削減などによって、赤字幅を縮小できるよう努めている。
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