韓国のLG Uplusが2018年Q4の業績を発表、5G投資などで大幅減益
- 2019年02月11日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者(MNO)であるLG Uplus (LG U+)は2018年第4四半期および2018年通期の業績を発表した。
2018年第4四半期の連結売上高は新会計基準で3兆1,725億韓国ウォン(約3,106億円)、当期純利益は753億韓国ウォン(約74億円)となった。
LG Uplusは2018年第1四半期より新会計基準を採用しており、旧会計基準で計算すると連結売上高は前年同期比3.2%減、当期純利益は前年同期比40.1%減である。
四半期単位では大幅な減益を記録したが、第5世代移動通信システム(5G)の導入に伴う設備投資費の増大および5G向け周波数の償却開始などが影響したと説明している。
また、2018年通期の連結売上高は新会計基準で12兆1,251億韓国ウォン(1兆1,874億円)、当期純利益は4,816億韓国ウォン(約472億円)となった。
旧会計基準で計算すると、それぞれ前年比0.7%増、前年比4.8%増である。
移動体通信事業の売上高は2018年第4四半期が1兆4,115億韓国ウォン(約1,382億円)、2018年通期が5兆4,382億韓国ウォン(約5,325億円)となり、旧会計基準で計算すると、それぞれ前年同期比0.2%減と前年比2.8%減となる。
連結売上高のうち移動体通信事業が占める比率は2018年第4四半期が44.5%、2018年通期が44.9%であり、LG Uplusにとって移動体通信事業は最大の事業となっている。
2018年第4四半期末の事業データも公開されている。
移動体通信サービスの加入件数は前年同期比7.2%増の1,412万8,000件となり、移動体通信サービスのうちLTE契約の加入件数は前年同期比9.9%増の1,333万6,000件となった。
LTE契約の加入率は前年同期比2.3ポイント増の94.4%に達した。
2018年第4四半期に限定した韓国ウォン(KRW)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)は前年同期比6.8%減の31,119韓国ウォン(約3,047円)、LG Uplusのネットワークを利用した仮想移動体通信事業者(MVNO)を含めたARPUは前年同期比10.5%減の30,327韓国ウォン(約2,970円)である。
なお、LG UplusはLG Groupの企業で、LG Groupの中核企業で韓国のLG Corp.が筆頭株主となり、LG Corp.による持分比率は30.6%となっている。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。