サムスン電子がGalaxy Foldの製品版を製造開始へ、月産台数は10万台未満か
- 2019年03月25日
- Android関連
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)はスマートフォン「Samsung Galaxy Fold」の製品版の製造を2019年3月末より開始することが韓国メディアの報道で分かった。
Samsung Electronicsは協力会社にカメラモジュールなどの部品を発注した模様で、部品を調達後の2019年3月末から2019年4月初め頃にSamsung Galaxy Foldの製品版の製造を開始するという。
Samsung Galaxy Foldは折り畳めるフォルダブルディスプレイを搭載したフォルダブルスマートフォンで、発売日は2019年4月26日と発表しており、製造の開始時期や発売日を踏まえるとスケジュールはほかのスマートフォンよりタイトとされる。
ある部品の発注量を考慮すると、月産台数は10万台を超えないと伝えられている。
Samsung Electronicsは従来のフラッグシップのスマートフォンであれば発売の数ヶ月前より製造を開始して一定量の在庫を確保しておくが、Samsung Galaxy Foldの場合は異なる。
Samsung Galaxy Foldは特殊で高価なスマートフォンであり、市場の反応を探るために初期の製造は少量にとどめるとの考え方が出ている。
当然ながら、Samsung Electronicsとしても従来のフラッグシップのスマートフォンのように大量に売れるとは認識していないはずである。
ただ、Samsung Galaxy Foldにはフォルダブルの実現に特殊な部品が大量に必要となるため、そもそも大量に製造することは難しい可能性が高い。
特にフォルダブルディスプレイは製造難易度が高いとされている。
折り畳める有機ELはSamsung Electronicsの関連会社で韓国のSamsung Displayが供給することが決まっており、Samsung Displayは2018年末より製造を開始しているという。
また、フォルダブルディスプレイを保護する表面素材として採用した透明ポリイミド(透明PI)はSumitomo Chemical (住友化学)、フォルダブルディスプレイ用の光学用透明粘着シートはSamsung Electronicsの関連会社で韓国のSamsung SDIが供給する。
ほかにトリプルカメラはSamsung Electronicsの関連会社で韓国のSamsung Electro-Mechanics (サムスン電機)、デュアルカメラは韓国のPartron、指紋認証モジュールは韓国のDreamtechが供給すると伝えられている。
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