Meitu Mobileがスマホ事業から撤退、顧客に別れを告げる
- 2019年04月15日
- 海外携帯電話
中国を拠点とする英領ケイマン諸島のMeitu (美図)の完全子会社で中国のXiamen Meitu Mobile Technology (厦門美図移動科技)はスマートフォン事業を終了すると告知した。
これまでより、Meituは決算報告書を通じてスマートフォン事業を閉鎖する計画を開示していたが、事業会社のXiamen Meitu Mobile Technologyが「別れを告げるときが来た」と題して消費者にスマートフォン事業からの撤退を案内している。
Xiamen Meitu Mobile Technologyは若年層の女性を主要なターゲットとして自分撮り(Selfie)を強化したスマートフォンを投入してきた。
独自のコンセプトを貫いてスマートフォンを開発してきたが、万人受けを狙った製品ではなくニッチな製品であることから、コスト削減が困難で価格競争の激化も影響して厳しい状況に追い込まれたという。
実際にスマートフォン事業の不振は深刻化しており、2018年通期は前年比でスマートフォンの販売台数が半数未満と大幅に減少したほか、スマートフォン事業の不振が影響して赤字幅が大幅に拡大した。
販売済みのスマートフォンのサポート業務は継続するが、2019年中にスマートフォン事業を閉鎖する予定である。
Xiamen Meitu Mobile Technologyはとある歌詞を引用して「二度と会えないだろうから、あなたにさようならと告げる」と締めくくっている。
Xiamen Meitu Mobile TechnologyにとってはMeitu V7が最後のスマートフォンとなった。
なお、Meituは中国を拠点とする英領ケイマン諸島のXiaomi Corporation (小米集団)と戦略的協力協定を締結し、スマートフォンを含めたスマートハードウェア製品において、Xiaomi Corporationに対してMeituのブランド、技術、セカンドレベルドメインの世界的かつ独占的なライセンスを供与することで合意している。
戦略的協力協定に基づいて、Xiaomi Corporation傘下の事業会社がMeituのブランドを冠したスマートフォンを投入することが決まっている。
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