ASUS、インドでZenFoneの名称を使用不可になる恐れ
- 2019年06月06日
- Android関連
台湾のASUSTeK Computer (華碩電脳)はインドでZenFoneの名称を使用できなくなる可能性が生じたことが分かった。
インドのTelecare Network IndiaはASUSTeK Computerのインド法人であるASUS Technologyを相手取り、Zenやそれを含めた名称の携帯端末や携帯端末向けアクセサリなどの販売および宣伝の禁止を求めた訴訟を提起した。
複数の外国メディアの報道によると、デリー高等裁判所はTelecare Network Indiaの主張を認め、ASUS Technologyに対してインド国内でZenやそれを含めた名称の携帯端末や携帯端末向けアクセサリなどの販売および宣伝を禁じる暫定的な命令を下したという。
Zenを含めた名称の携帯端末はZenFoneシリーズのスマートフォンを指しており、ASUS TechnologyはZenFoneの名称を使用できないことになる。
Telecare Network Indiaは2008年からZenおよびZen Mobileの名称を携帯端末や携帯端末向けアクセサリまたはサービスで使用しており、1999年商標法に基づくZenおよびZen Mobileの商標の登録所有者かつ受益者であり、同じ分野の製品でASUS TechnologyがZenおよびZen Mobileと紛らわしい類似ブランドのZenFoneの名称を使用することは商標権の侵害にあたると主張した。
なお、ASUS Technologyは2014年よりインド国内でZenFoneの名称を使用してきた。
デリー高等裁判所はASUS TechnologyがZenFoneの名称を使用することはTelecare Network Indiaに損害を生じさせると判断し、Telecare Network Indiaの主張を認めた。
暫定的な命令は2019年5月29日から8週間後に発効する。
次は2019年7月10日に審問が開催される予定で、ASUS Technologyがインド国内でZenFoneの名称を引き続き使用するためには、2019年7月10日の審問でTelecare Network Indiaの主張が却下される必要がある。
ASUS Technologyの法務担当者は問題解決のため取り組んでおり、テクニカルサポートやアフターサービスの提供には変わりないと説明している。
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