SIMフリースマホOUKITEL C15 Proが技適通過
- 2019年07月07日
- Android関連
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の技術基準適合証明などを通過した機器の情報が更新された。
中国のShenzhen Yunji Intelligent Technology (深圳雲基智能科技)製のLTE/W-CDMA/GSM端末「C15 Pro」が2019年6月4日付けでBay Area Compliance Laboratories Corp.を通過したことが分かった。
工事設計認証番号は211-190504。
モバイルネットワークはLTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/900(B8) MHz, W-CDMA 2100(I)/900(VIII) MHzで認証を受けている。
Bluetoothおよび無線LANの周波数でも通過している。
無線LANは2.4GHz帯のみ利用可能で、規格はIEEE 802.11b/g/nに対応する。
C15 ProはOUKITEL C15 Proとして発表されている。
OUKITELはShenzhen Yunji Intelligent Technologyが所有する消費者向けブランドである。
Shenzhen Yunji Intelligent Technologyは2013年9月13日に設立された企業で、中国の広東省深圳市龍華区に本社を置き、OUKITELのブランドでスマートフォンを販売している。
OUKITEL C15 ProはSIMロックフリーのスマートフォンで、通信方式はLTE (FDD) 2600(B7)/2100(B1)/ 1800(B3)/900(B8)/800(B20) MHz, W-CDMA 2100(I)/900(VIII) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応する。
日本向けに周波数の変更などは実施しておらず、対応周波数から日本の移動体通信事業者(MNO)のネットワークではSoftBankが最も適している。
OUKITEL C15 Proは日本向けのAmazon.co.jpを通じて技適認証済みと案内して販売しており、日本向けに販売するためBay Area Compliance Laboratories Corp.の認証を取得したと考えられる。
ただ、Amazon.co.jpではBay Area Compliance Laboratories Corp.の認証を取得する前から販売している模様で、すべての個体で正常に特定無線設備の技術基準適合証明等のマーク(技適マーク)を表示できるかは定かでないため注意したい。
参考までに、Amazon.co.jpでは販売価格が10,999円(税込)に設定されており、通常配送無料となっている。
なお、Bay Area Compliance Laboratories Corp.は無線設備の基準認証に関する相互承認協定(MRA)を日本と締結した米国の機関で、技術基準適合証明の事業を行う者として協定に基づき設置された合同委員会の登録を受けた登録外国適合性評価機関である。
総務省 電波利用ホームページ
Amazon.co.jp – OUKITEL C15 Pro
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