ドイツのVodafone Germanyが5Gサービスを開始、周波数取得から約1ヶ月で
- 2019年07月17日
- 海外携帯電話
英国のVodafone Groupの完全子会社でドイツの移動体通信事業者(MNO)であるVodafone GmbHは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
Vodafone GmbHは2019年7月17日より5Gサービスの提供を開始している。
5Gサービスの開始当初はドイツ国内の20の自治体を5Gサービスの提供エリアとする。
5Gサービスに対応した端末としては2機種のスマートフォンと1機種の据置型無線LANルータを取り扱う。
スマートフォンは中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI Mate 20 X (5G)と韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S10 5G、据置型無線LANルータはHuawei Technologies製のGigaCube 5Gとなる。
なお、HUAWEI Mate 20 X (5G)は2019年7月17日に販売を開始しており、GigaCube 5Gは2019年7月18日に発売する予定で、Samsung Galaxy S10 5Gの発売日は改めて案内する予定である。
ドイツでは2019年6月中旬に5G向け周波数オークションが完了しており、Vodafone GmbHは2.1GHz帯の20MHz幅と3.5GHz帯の90MHz幅を確保した。
まずは3.5GHz帯を使用して5Gサービスを提供している。
Vodafone GmbHは周波数の取得を見込んで先に基地局の整備を進めてきたため、周波数の取得からわずか約1ヶ月で5Gサービスを商用化できた。
5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用し、NR Bandはn78に該当する。
これまでに、ドイツで5Gサービスを商用化した移動体通信事業者はなく、ドイツの移動体通信事業者としてはVodafone GmbHが初めて5Gサービスの提供を開始した。
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