英Vodafone GroupがニュージーランドVodafone New Zaelandの売却を完了
- 2019年08月01日
- 海外携帯電話
英国のVodafone Groupはニュージーランドの移動体通信事業者(MNO)であるVodafone New Zealandの売却を完了したと発表した。
Vodafone GroupはVodafone New Zealandの株式の100%を保有していたが、ニュージーランドのInfratilおよびカナダのBrookfield Asset Managementからなるコンソーシアムに対して34億ニュージーランドドル(約2,434億円)でVodafone New Zealandの全株式の売却を完了したという。
なお、Vodafone Groupは間接的に所有する完全子会社でオランダのVodafone Europeを通じてVodafone New Zealandを所有していたため、直接的にはVodafone EuropeがInfratilおよびBrookfield Asset Managementからなるコンソーシアムに対してVodafone New Zealandを売却したことになる。
売却益はVodafone Groupの負債の削減のために使用する計画である。
Vodafone Groupはポートフォリオを最適化して負債を削減する戦略を推進しており、その一環でVodafone New Zealandを売却することになった。
Vodafone New Zealandの売却に伴いニュージーランドからは撤退となる。
Vodafone GroupはVodafone New Zealandの売却と同時にVodafone New Zealandと新たな提携契約を締結した。
提携契約にはVodafone New ZealandがVodafoneブランドの使用、優先ローミング契約、Vodafone GroupのグローバルIoTプラットフォームへのアクセス、その他の各種サービスや各種事業における提携などが含まれている。
Vodafone New ZealandはVodafone Groupとの提携契約に基づいて、Vodafoneブランドは引き続き使用できる。
また、Vodafone Groupの傘下企業が参入する国や地域における国際ローミングに関しては、Vodafone New Zealandは優先ローミング契約によって従来通りVodafone Groupの傘下企業のネットワークへ優先的に接続する。
Vodafone Groupは1998年にニュージーランドに参入したため、約21年間にわたりVodafone New Zealandを通じてニュージーランドで移動体通信事業を展開してきたことになる。
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