JTOWER、ベトナムのSouthern Star Telecommunication Equipmentを完全子会社化
- 2019年08月07日
- 海外携帯電話
東京都港区のJTOWERはベトナムのSouthern Star Telecommunication Equipmentを完全子会社化したと発表した。
JTOWERは2019年8月2日付けのプレスリリースを通じてSouthern Star Telecommunication Equipmentを完全子会社化したと案内している。
これまでよりSouthern Star Telecommunication EquipmentはJTOWERの連結子会社であり、JTOWERより取締役を送り込むなど運営を主導してきたが、JTOWERはSouthern Star Telecommunication Equipmentの持株会社の株式を追加取得して完全子会社とした。
Southern Star Telecommunication Equipmentはベトナムの最大都市・ホーチミン市に本社を置く企業で、2007年に設立された。
主要事業はベトナムにおいて商業施設などの建物内に基地局アンテナ、配線、中継装置など共用の通信設備を整備し、複数の移動体通信事業者(MNO)に対して貸し出す事業である。
一般的にベトナムで大手3社と認識されるベトナムの主要な移動体通信事業者であるViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Group、VNPT VinaPhone Corporation、MobiFone Corporationと良好な関係を築き、質の高いオペレーションなども好評とされており、ホーチミン市を中心として商業施設、オフィス、ホテル、学校、病院、アパートなどで豊富な実績を有する。
事業規模の拡大を進めており、ベトナムでは屋内向け携帯電話用通信設備の整備および貸し出し事業では対象延床面積で最大規模を誇る。
ベトナムでは携帯電話サービスの普及率が100%を突破し、トラヒックの急増や移動体通信事業者の資産効率化などで屋内向けの携帯電話用通信設備の需要が高まっており、それに加えて大型建物のさらなる開発が進む見込みのベトナムでは事業規模の拡大も期待される。
実績はホーチミン市が大半であるが、ホーチミン市での豊富な経験をほかの都市に適用して事業規模を拡大することも想定できる。
JTOWERはSouthern Star Telecommunication Equipmentの完全子会社化によって、成長が期待できる事業の運営を強化し、ベトナムの通信環境の改善に努めると表明している。
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