楽天モバイルの国内ローミング、東名阪でも地下鉄などは対象に
- 2019年08月07日
- KDDI-総合, Rakuten-総合
Rakuten (楽天)の完全子会社であるRakuten Mobile (楽天モバイル)は移動体通信事業者(MNO)として新規参入するにあたり、KDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)とローミング協定を締結しているが、原則としてローミングの対象エリア外となる東京都特別区(東京23区)、大阪府大阪市、愛知県名古屋市でも地下鉄などはローミングの対象エリアとすることが分かった。
Rakuten MobileはKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneとローミング協定を締結しており、ローミング協定に基づいて2026年3月末まではRakuten Mobileのネットワークのエリア外ではローミングとしてKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneのネットワークを使用できる。
2018年11月1日付けでRakuten、KDDI、Okinawa Cellular Telephoneが発表したプレスリリースでは東京都特別区、大阪府大阪市、愛知県名古屋市を除く日本全国がローミングの対象エリアになると案内しているが、東京都特別区、大阪府大阪市、愛知県名古屋市でも地下鉄などはローミングの対象エリアとなる模様である。
KDDIの2020年3月期第1四半期決算説明会の質疑応答においてRakuten Mobileのローミングに関する質問が出ており、KDDIはRakuten Mobileの新規参入に向けて最終的に契約の中身を詰めているところで、基本的に地下鉄や主要ビルを除いた東名阪はローミングの対象エリアとしない立場を示した。
また、ローミングの試験を実施しているところであるとも明らかにしている。
ローミングの対象エリアは東京都特別区、大阪府大阪市、愛知県名古屋市を除く日本全国となるが、KDDIの回答からは東京都特別区、大阪府大阪市、愛知県名古屋市でも地下鉄や主要ビルはローミングの対象エリアになると解釈できる。
Rakuten Mobileはローミング協定が終了するまでに日本全国でネットワークの整備を進め、ローミングの対象エリアではRakuten Mobileのネットワークを整備できたエリアからRakuten Mobileのネットワークに順次切り替える予定である。
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