フィリピンのSmartがVoLTEを商用化、マニラ首都圏で
- 2019年08月09日
- 海外携帯電話
フィリピンのPLDTの完全子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるSmart CommunicationsはVoLTE (Voice over LTE)を商用化したと発表した。
VoLTEはLTEネットワーク上で音声通話を実現する技術で、高音質な音声通話、高速な発着信、音声通話中の高速なデータ通信などが期待できる。
まずはマニラ首都圏のLTEサービスの提供エリアにおいてVoLTEが有効となる。
初期の段階では選択された特定の加入者がVoLTEを利用可能となり、すぐにSmart Signatureプランの加入者もVoLTEを利用可能となる予定である。
Smart Communicationsが提供するVoLTEは韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)および中国のHuawei Technologies (華為技術)が提供する一部のスマートフォンが対応しており、具体的にはSamsung ElectronicsはSamsung Galaxy S8シリーズおよびその後継機種、Huawei TechnologiesはHUAWEI Mate 20シリーズおよびHUAWEI P20シリーズがVoLTEに対応する。
VoLTEに対応したスマートフォンの機種数は順次拡大する方針という。
なお、高音質な音声通話などVoLTEの恩恵を受けるためには、発信側と着信側の双方がVoLTEを利用できる環境下の必要がある。
Smart Communicationsの親会社であるPLDTにはNTT DOCOMOが資本参加しており、NTT DOCOMOによる持分比率は8.56%となっている。
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