楽天モバイル、大阪市のすべての区で基地局を開設
- 2019年09月07日
- Rakuten-総合
Rakuten (楽天)の完全子会社で移動体通信事業者(MNO)として新規参入するRakuten Mobile (楽天モバイル)は大阪府大阪市のすべての区で基地局を開設したことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が運営する電波利用ホームページではRakuten Mobileが開設した基地局数および設置場所を確認できる。
開設から電波利用ホームページに反映されるまで多少の時間を要する場合もあるが、Rakuten Mobileは2019年9月6日までに大阪市のすべての区で基地局を開設した模様である。
Rakuten MobileはKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)と締結したローミング協定に基づき、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneのネットワークにアクセスできるが、屋内や地下を除いた大阪市、東京都特別区(東京23区)、愛知県名古屋市はローミング協定の対象外となっている。
そのため、大阪市、東京都特別区、名古屋市から優先的に基地局を開設しており、大阪市では東成区を皮切りに基地局の整備を進めてきた。
大阪市の24の区のうち大正区が基地局を開設していない唯一の区となっていたが、2019年9月6日までに大正区で2局の基地局を開設しており、これによって大阪市のすべての区で少なくとも1局以上の基地局を開設したことになる。
2019年9月6日時点で大阪市内の基地局の開設状況は、5MHz幅の免許が都島区で1局、福島区で1局、此花区で1局、西区で1局、港区で3局、大正区で2局、天王寺区で2局、浪速区で2局、西淀川区で2局、東淀川区で1局、東成区で1局、生野区で3局、旭区で1局、阿倍野区で1局、住吉区で4局、東住吉区で1局、西成区で1局、淀川区で4局、鶴見区で1局、住之江区で1局、平野区で2局、北区で1局、中央区で5局、合計で48局である。
20MHz幅の免許が都島区で2局、福島区で1局、此花区で2局、西区で3局、港区で2局、天王寺区で2局、浪速区で3局、西淀川区で1局、東淀川区で2局、東成区で3局、生野区で2局、旭区で1局、城東区で4局、阿倍野区で1局、住吉区で4局、東住吉区で5局、西成区で2局、淀川区で4局、鶴見区で1局、住之江区で6局、平野区で3局、北区で3局、中央区で9局、合計で66局となっている。
大阪府内では大阪市以外に東大阪市でも基地局を開設しており、2019年9月6日時点で5MHz幅の免許が6局、20MHz幅の免許が15局となる。
Rakuten Mobileは2019年10月に移動体通信事業者としての携帯通信サービスの提供を開始するが、まずは無料サポータープログラムとして対象者を限定して無料で提供する。
基地局の整備に遅れが生じており、総務省より3度にわたり行政指導を受けたことも分かっている。
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大阪市内で最初に開設したRakuten Mobileの基地局
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