インドのBharti Airtel、パンジャーブ州で3Gを停波
- 2019年10月22日
- 海外携帯電話
インドの移動体通信事業者(MNO)であるBharti Airtelは第3世代移動通信システム(3G)のネットワークをパンジャーブ州で停波したと発表した。
Bharti Airtelは第4世代移動通信システム(4G)としてLTE方式、3GとしてW-CDMA方式、第2世代移動通信システム(2G)としてGSM方式を導入しているが、W-CDMA方式のネットワークはインド全土で2020年3月までに停波する計画という。
段階的にW-CDMA方式のネットワークの停波を進める計画で、まずは2019年6月に西ベンガル州の州都・コルカタ市、2019年10月にはハリヤナ州でW-CDMA方式のネットワークを停波している。
パンジャーブ州でも2019年10月にW-CDMA方式のネットワークを停波しており、W-CDMA方式で利用していた900MHz帯の周波数はLTE方式に転用する。
GSM方式の運用は継続するため、パンジャーブ州ではLTE方式とGSM方式を利用できる。
なお、Bharti Airtelはテレコムサークルによって運用する通信方式および周波数が異なる場合があり、パンジャーブ州が属するパンジャーブ・テレコムサークルではLTE (FDD)方式の1.8GHz帯(Band 3)および900MHz帯(Band 8)、LTE (TDD)方式の2.3GHz帯(Band 40)、GSM方式の900MHz帯を運用する。
インドでは多くのスマートフォンがBharti AirtelのLTEサービスに対応しているため、Bharti Airtelのスマートフォンの利用者の多くはLTE方式に移行している。
しかし、インドではGSM方式のみに対応したベーシックフォンの利用者も多く、インドの移動体通信事業者各社はGSM方式のネットワークは簡単に停波できない状況である。
そのため、Bharti AirtelはGSM方式より先にW-CDMA方式を停波することを決めた。
インドではLTE方式で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)に対応したスマートフォンが多く流通しているため、多くのスマートフォンでBharti AirtelのVoLTEを利用できるが、VoLTEに非対応のスマートフォンであればW-CDMA方式を停波後はGSM方式で音声通話を使用できる。
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