mixiが発売中止したゲーミングスマホRATEL CELL (R1020)がインドネシアで流通
- 2019年12月08日
- Android関連
mixiが発売を中止したスマートフォン「RATEL CELL (R1020)」がインドネシアで流通していることが分かった。
RATEL CELL (R2010)は複数の認証機関を通過済みで、mixiが申請者となっていた。
日本の電波法や電気通信事業法の規定に基づく認証も取得しているため、日本で発売する計画と予想できたが、最初の認証を通過してから1年半以上が経過しても発売されていないことから、最終的に発売を断念した可能性が極めて高い。
mixiの子会社と思われるratelが東京都内で設立されたことも確認できており、ratelを通じてRATEL CELL (R1020)を展開する計画であったと思われる。
チップセットはQualcomm Snapdragon 835 Mobile Platform (MSM8998)を搭載し、特徴的な八角形のデザインを採用しており、ゲーミングスマートフォンとして展開する予定であったことも分かっている。
そんなRATEL CELL (R1020)がインドネシアで流通していることが判明した。
認証情報などRATEL CELL (R1020)に関する複数の記事を掲載してきたためか、インドネシアを中心にRATEL CELL (R1020)からのアクセスが急増したほか、インドネシアからRATEL CELL (R1020)に関する質問も増えた。
そこで、インドネシアにおけるRATEL CELL (R1020)の流通状況を調査したところ、当然ながら正規販売はしておらず、製造元から流出したと思われる個体が複数の大手のオンライン販売サイトなどで大量に販売されていることが確認できた。
なお、認証情報からRATEL CELL (R1020)の製造は台湾のWistron (緯創資通)が引き受けたことが確定しており、Wistronの子会社が運営する中国国内の工場で製造したと思われるが、製造を担当した工場や流出した経緯の特定には至っていない。
発売を断念した個体の流通を抑止するためか、リアパネルにはX印の傷が入れられた個体が多く、それをシールで隠した個体も確認できるが、安価で購入できるゲーミングスマートフォンとして流通している。
すべての販売店で確認したわけではないが、1,650,000インドネシアルピア(約13,000円)前後の価格で販売されている模様である。
また、インドネシアから輸出されたと思われる個体がマレーシアやベトナムなどで販売されていることも分かっている。
相当な数の個体が流通している模様で入手は比較的容易と思われるが、本来は流通すべきでない個体で流出した経緯も不明であることから、入手を検討する場合は慎重に検討した方がよいかもしれない。
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