TCL集団が社名変更へ、TCL科技集団に
- 2020年01月13日
- 海外携帯電話
中国のTCL Corporation (TCL集団)は社名を変更すると発表した。
TCL Corporationが開催した取締役会に相当する董事会において、賛成が9票、棄権が0票、反対が0票で社名の変更などを決議したという。
これに伴い、TCL Corporationは中文社名を従来のTCL集団からTCL科技集団に変更し、同時に英文社名をTCL CorporationからTCL Technology Group Corporationに変更する予定である。
なお、登記上の正式な商号はTCL集团股份有限公司からTCL科技集团股份有限公司となる。
これまで、英文ではTCL CORP.、中文ではTCL集団を略称として使用してきたが、社名の変更に伴い英文では略称をTCL TECH.とし、中文では略称をTCL科技とする。
TCL Corporationの主要事業は子会社を通じて展開する事業も含めて半導体、ディスプレイ、材料など科技分野の事業であり、社名にTCL Corporationが展開する事業分野と将来の開発戦略を正確に反映する狙いがあるという。
また、社名を変更後もほかの深圳証券交易所の上場会社と混同するような社名および略称ではなく、社名の変更によって誤解を引き起こすことはないと説明している。
社名に主力の事業分野を追加することで、科技分野の企業であることを分かりやすく明確化する模様である。
なお、社名の変更は株主総会で承認を受ける必要があり、それから登記当局などで各種手続きなどを完了する必要もあり、すぐに社名の変更が反映されるわけではない。
TCL Corporationは1982年3月11日にGuangdong TCL Corporation (広東TCL集団)として設立された企業で、2002年に社名をTCL Corporationに変更した経緯がある。
本社は中国の広東省恵州市に設置している。
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