楽天モバイルが5Gの無線局免許を取得、同社初
- 2020年03月12日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)は総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の関東総合通信局より第5世代移動通信システム(5G)の無線局免許を取得したことが分かった。
総務省が運用する電波利用ホームページで公開された情報によると、Rakuten Mobileは2020年3月6日付けで6局の5Gの無線局免許を取得した。
送受信所は4局が東京都世田谷区、2局が東京都江東区である。
周波数は世田谷区の4局と江東区の1局が3.7GHz帯の100MHz幅で、江東区の1局が28GHz帯の100MHz幅となっている。
これまで、Rakuten Mobileは5Gの無線局免許を取得しておらず、Rakuten Mobileとしては初めて5Gの無線局免許を取得したことになる。
Rakuten Mobileは総務省より5G向け周波数としてサブ6GHz帯の3.7GHz帯とミリ波(mmWave)の28GHz帯の割当を受けた。
具体的な周波数範囲と帯域幅は3.7GHz帯が3800~3900MHzの100MHz幅、28GHz帯が27000~27400MHzの400MHz幅となる。
ただ、江東区で取得した28GHz帯の5Gの無線局免許は中心周波数が27150MHzの100MHz幅となるため、27100~27200MHzの100MHz幅で運用できる。
Rakuten Mobileが総務省に提出した開設計画によると、2020年6月に3.7GHz帯と28GHz帯を使用して5Gサービスを商用化する計画である。
5Gの通信方式としては標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を導入する。
NR方式の周波数は3GPPでNR Bandとして定義されており、3.7GHz帯はFR1のn77、28GHz帯はFR2のn257またはn258を採用できるが、28GHz帯はほかの日本の移動体通信事業者(MNO)やローカル5Gと同様にn257を採用する見込み。
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