ノルウェーのTelenor、5Gサービスを商用化
- 2020年03月18日
- 海外携帯電話
ノルウェーのTelenorの完全子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるTelenor Norgeは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を商用化した。
2020年3月13日よりNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始している。
まずはトロンハイムで38局のNR方式に対応した基地局を開設しており、5Gサービスの提供エリアは順次拡大する計画である。
なお、トロンハイムは1980年代に第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式の標準化に向けた開発が進められた都市という。
Telenor Norgeは首都・オスロの一部で5Gサービスのトライアルを実施しており、5Gサービスの商用化に伴いオスロでは限定的ながらトライアルを実施した場所で5Gサービスを利用できる。
オスロでは2020年中に5Gサービスの整備を本格化する予定で、ほかの主要な数都市でも2020年中に5Gサービスの提供エリアを順次整備する計画を示している。
5Gサービスに対応した端末を使用していれば、SIMカードや料金プランを変更することなく5Gサービスを利用できるが、機種によってはソフトウェアのアップデートが必要となる場合もある。
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)が開発したSamsung Galaxy S20シリーズのスマートフォンの場合は2020年4月に実施するソフトウェアのアップデートを適用すると5Gサービスの利用が可能となる。
Telenor Norgeは5Gの通信機器ベンダとしてスウェーデンのEricssonおよびフィンランドのNokiaを選定しており、EricssonおよびNokiaから調達した通信機器を使用して5Gネットワークを構築する。
これまでにノルウェーで5Gサービスを商用化した移動体通信事業者はなく、Telenor Norgeがノルウェーで最初に5Gサービスを商用化した移動体通信事業者となった。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。