docomo スマートフォン Xperia acro SO-02Cレポート

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docomoの新製品内覧会で新製品を触ってきたので、この記事ではSony Ericsson Mobile Communicationsが開発・製造した「docomo スマートフォン Xperia acro SO-02C (以下、SO-02C)」について感じたことを簡単に書いておこうと思う。
SO-02CはXperia acro SO-01Cをベースとして、日本市場向けにワンセグやFeliCaや赤外線等の機能を追加した端末である。
まずは端末情報を見てみた。
展示されている端末では、少なくとも2種類のソフトウェアが存在した。
端末カラーがWhiteの方は、モデル番号がSO-02C、Androidバージョンが2.3.3、ビルド番号が3.0.1.F.0.66となっていた。

端末カラーがAquaの方は、モデル番号がbavtb22882、Androidバージョンが2.3.2、ビルド番号が3.0.D.3.19となっていた。
Aquaの方はモデル番号も開発名で、OSのバージョンも古いことが分かる。

製品版はAndroidバージョンが2.3.3で、ビルド番号は3.0.1.F.*.**となる予定だ。
WhiteとAquaの両方で動作を確認したが、当記事での報告は主にWhiteの動作のみを記載しておく。
筐体はSO-01Cより厚くて長くなっているが、持ってみると厚さや重さを感じることはなかった。
横幅が抑えられているので、持ちにくさもあまり感じなかった。
Xperia X10と比べても、画面は大きくなっているのに横幅はほぼ同じである。

ナビゲーションキーは物理的なキーとなっており、左からクリアキー、ホームキー、メニューキーとなっている。
ホームアプリはSony Ericsson Homeである。
docomo Palette UIは搭載されていない。
個人的には、Sony Ericsson Homeの使い勝手は好きである。
Xperia X10にもXperia arc用のSony Ericsson Homeを入れて使っている。
ホーム画面の面数は5面となっている。
よく使う4つの機能を設定すると、どの面でも下に表示されるようになっている。
アプリケーション一覧画面では、アプリケーションの並び順を変更可能である。
アルファベット順や使った回数の順やインストールされた順以外に、個々の並び順をカスタマイズすることも可能である。
並び順をカスタマイズに設定してから、右下のアイコンを選択すると各アプリケーションのアイコンがユラユラゆれて並び順を自由に変更することが可能である。

ディスプレイは約4.2インチFWVGA(480*854)液晶で、発色はとても美しかった。
リアリティのある発色で、鮮やか過ぎたり不自然な感じではなかった。
普段はqHD(540*960)ディスプレイの端末を使っているせいか、小さな文字を表示した時には少し精細感に欠けるなと感じた。
タッチパネルの感度は良好だった。
GALAXY S II SC-02Cよりは劣るものの、普通に使っていて大きなストレスを感じることはなさそうである。
マルチタッチの点数は4点まで同時に検知しており、この辺りの使用はSO-01Cと同じと思われる。
カメラは約810万画素の裏面照射型CMOSイメージセンサを搭載している。
暗い場所でも明るく綺麗に撮影出来る。
カメラの仕様もSO-01Cと同じと考えて良いでしょう。
SO-02Cは日本市場向けの機能の一つとしてワンセグに対応している。

ワンセグアンテナは可動式となっており、端末の側面からびろーんと伸びてくる。
会場が地下でワンセグの放送波の電波状況が良くなかったのであるが、一部のチャンネルは映った。
どのチャンネルも映らない端末も多かったのであるが、SO-02Cでは映るチャンネルもあったので、SO-02Cはワンセグ感度が高いと言えるのかもしれない。

ブラウザを起動してみた。
マルチタッチでの拡大縮小はスムーズで、反応速度も速かった。
重いページでもスクロールは滑らかで、カクカクすることはあまりなかった。
端末を傾けるとブラウザの表示方向も回転するのであるが、表示方向の回転はかなり速い印象だった。
ブラウザの操作で当ブログにアクセスした際に、ユーザーエージェントを取得しておいた。
Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 2.3.3; ja-jp; SonyEricssonSO-02C Build/3.0.1.F.0.66) AppleWebKit/533.1 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/533.1
Mozilla/5.0 (inux; U; Android 2.3.2; ja-jp; SonyEricssonbavtb22882 Build/3.0.D.3.19) AppleWebKit/533.1 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/533.1
個体によって搭載しているファームウェアが異なっていたので、それぞれでアクセスしておいた。

Xperia arc・Xperia neo・Xperia PLAYで確認されている隠しコマンドをSO-02Cで試すと有効だった。
SO-02Cで有効だったので、KDDI版のXperia acroであるIS11Sでも有効と思われる。
ダイヤル画面を出して“*#*#7378423#*#*”と打ち込むとService Menuに入ることが出来る。
Service Menuでは各種動作試験や端末情報の閲覧が可能である。
Type NumberがAAD-3880112-BVであることを確認した。

最後に、ベンチマークアプリで性能測定を行ってみた。
Quadrant Standard Editionでは、1200～1300台だった。
Linpack for Androidでは、35～38だった。
NOTESは下記の通り。
1024.0MHz docomo/SO-02C_1249-5055/SO-02C:2.3.3/3.0.1.F.0.66/vS_P:user/release-keys
ベンチマークでは、SO-01Cと大きな差はない印象である。
動作は良好でデザインもカッコいいので、全体的に印象は良かった。
ワンセグやFeliCaや赤外線等の機能にも対応しているのも嬉しいポイントである。
赤外線ポートは背面に備えられている。

個人的には、Aquaが良い色に感じた。
グラデーションになっていて綺麗だった。
多分、売れると思う。
価格は未定であるが、SO-01Cよりも少し高くなる可能性があるらしい。
発売時期は6月下旬～7月上旬を予定しているとのことだ。
思い出したことがあれば、当記事に追記していく予定。