Qualcomm Snapdragon 768G 5G Mobile Platformを発表
- 2020年05月11日
- その他モバイル端末
米国のQualcommの完全子会社で米国のQualcomm Technologiesは携帯端末向けチップセット「Qualcomm Snapdragon 768G 5G Mobile Platform」を発表した。
ミッドハイの携帯端末向けで7nmプロセス技術を採用したチップセットである。
CPUは64bit対応でオクタコアのQualcomm Kryo 475 CPUで、動作周波数は最大2.8GHzとなっている。
GPUはQualcomm Adreno 620 GPU、DSPはQualcomm Hexagon 696 Processorを搭載している。
オンデバイスのディスプレイの解像度とリフレッシュレートはQHD+で最大60Hz、FHD+で最大120Hzとなる。
ISPはQualcomm Spectra 355 image signal processorを採用し、シングルカメラでは最大で1億9,200万画素に対応できる。
Bluetoothおよび無線LANのサブシステムはQualcomm FastConnect 6200を搭載しており、Bluetooth 5.2およびWi-Fi IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz)を使える。
急速充電はQualcomm Quick Charge 4+ technologyに対応している。
通信モデムはQualcomm Snapdragon X52 5G Modem-RF Systemが統合されている。
通信方式はNR/LTE/W-CDMA/TD-SCDMA/CDMA2000/GSM方式を利用できる。
第5世代移動通信システム(5G)のNR方式はスタンドアローン(SA)構成およびノンスタンドアローン(NSA)構成の両方に対応し、周波数はサブ6GHz帯およびミリ波(mmWave)の両方に対応が可能である。
サブ6GHz帯のFR1では100MHz幅および4×4 MIMO、ミリ波のFR2では400MHz幅および2×2 MIMOを利用できるほか、FR1の一部のNR Bandではダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS)にも対応する。
通信速度は下り最大3.7Gbps/上り最大1.6Gbpsとなる。
Qualcomm Snapdragon 768G 5G Mobile Platformを採用した商用の携帯端末は2020年5月より順次発表することが決まっている。
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