スウェーデンの3 Swedenが5Gサービスを商用化
- 2020年06月20日
- 海外携帯電話
スウェーデンの移動体通信事業者(MNO)で3 (Tre)として展開するHi3G Accessは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2020年6月17日より5GのNR方式に準拠した5Gサービスを提供している。
5Gサービスの商用化当初はマルメおよびルンドの一部が5Gサービスの提供エリアとなる。
また、2020年6月22日にはスウェーデンの首都・ストックホルム、ウプサラ、ヘルシングボリ、ヴェステロースの一部にも5Gサービスの提供エリアを拡大する計画である。
個人顧客は3Surfa、法人顧客は2019年1月15日以降に加入していれば、追加料金なしで自動的に5Gサービスを利用できる。
5Gサービスに対応した端末としてはスマートフォンを用意しており、まずは中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI P40およびHUAWEI P40 Pro、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のXiaomi Mi 10の販売を開始している。
また、5Gサービスに対応したスマートフォンとしてSony Mobile Communications製のSony Xperia 1 IIも取り扱う予定で、事前注文を受け付けている。
また、Hi3G Accessでは韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20 5G、Samsung Galaxy S20+ 5G、Samsung Galaxy S20 Ultra 5Gも取り扱い、製品名に5Gを冠しているが、Hi3G Accessの5Gサービスは利用できない。
ただ、Hi3G AccessはSamsung Electronicsと協議を実施しており、近い将来にSamsung Galaxy S20 5G、Samsung Galaxy S20+ 5G、Samsung Galaxy S20 Ultra 5Gでも5Gサービスを利用できるようになる見込みという。
Samsung Galaxy S20 5G、Samsung Galaxy S20+ 5G、Samsung Galaxy S20 Ultra 5Gが5Gサービスに対応する場合はソフトウェアのアップデートを通じて対応すると思われるが、ソフトウェアのアップデートを提供する時期などを含めて確定したことはない。
NR方式は既存の周波数で導入したため、通信速度は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と同等かそれよりわずかに高速と案内している。
5G向け周波数の割当が実施されていないため、既存の周波数を使用することになり、5G向け周波数として十分な帯域幅が確保できれば、より高速な5Gサービスを実現できるという。
5G向け周波数の割当を実施する具体的な時期などは決まっていない。
これまでに、スウェーデンではTele2 SverigeおよびTelia Sverigeが5Gサービスを商用化しているため、スウェーデンの移動体通信事業者としてはHi3G Accessが3番目に5Gサービスを導入したことになる。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。