インド当局が2020年5月の携帯電話加入件数を公表
- 2020年09月08日
- 海外携帯電話
インドの政府機関で電気通信分野の規制を管轄するインド電気通信規制庁(Telecom Regulatory Authority of India:TRAI)は2020年5月における電気通信分野の統計資料を発表した。
インドにおける2020年5月20日時点の移動体通信サービスの加入件数が公開されている。
移動体通信サービスの加入件数はアーバンエリアでは前月20日の約6億2,944万件から減少して約6億2,021万件、ルーラルエリアでは前月20日の約5億2008万件から増加して約5億2,370万件である。
アーバンエリアとルーラルエリアの合計は前月20日の約11億4,952万件から減少して約11億4,391万件となった。
移動体通信事業者(MNO)別の加入件数の占有率も判明している。
移動体通信事業者別の加入件数の占有率は2020年5月末時点の情報で、1位がReliance Jio Infocomm Limitedで占有率は約34.33%に達した。
2位以下は2位がBharti Airtel Limitedで約27.78%、3位がVodafone Idea Limitedで約27.09%、4位がBharat Sanchar Nigam Limited (BSNL)で約10.50%、5位がMahanagar Telephone Nigam Limited (MTNL)で約0.29%、6位がReliance Communications Ltdで約0.002%となった。
すべての移動体通信事業者のうち国有企業が2社で約10.79%となり、ほかの民間企業が約89.21%である。
国有企業はBharat Sanchar Nigam LimitedとMahanagar Telephone Nigam Limitedの2社となり、それぞれ事業を行う対象区域が異なるため、相互に国内ローミングの協定を締結している。
2020年5月の移動体通信事業者別の純増数と純減数も判明しており、最大の純増がReliance Jio Infocomm Limitedで3,657,794件となった。
最大の純減はBharti Airtel Limitedの4,742,840件で、Vodafone Idea Limitedは4,726,357件の純減となり、Bharti Airtel Limitedとほぼ同数の純減を記録した。
上位3社のうち1位のReliance Jio Infocomm Limtiedの大幅な純増が続く中で、2位のBharti Airtel Limitedと3位のVodafone Idea Limitedの大幅な純減が続いている。
Reliance Jio Infocomm Limtiedは2位以下を引き離し、1位の地位を固めつつある。
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