IODATA WN-CS300FRにアップデートを提供、バンド固定機能を追加
- 2020年11月14日
- その他モバイル端末
I-O DATA DEVICE (アイ・オー・データ機器)はモバイル無線LANルータ「IODATA WN-CS300FR」に対してソフトウェアのアップデートの提供を開始した。
IODATA WN-CS300FRはSIMロックフリーのモバイル無線LANルータで、2020年11月11日より新たなソフトウェアのアップデートを提供している。
主な更新内容としては利用するバンドを任意に指定できる利用バンド設定機能(バンド固定)の追加、オンライン会議でデータ通信量を節約できる通信量節約モードの追加、APNの設定にRakuten Mobile (楽天モバイル)などの追加、スマートフォンで設定時にスマートフォンの画面に最適化された設定画面の追加となっている。
利用バンド設定機能は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式および第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式に関して利用するバンドを任意に指定することができる。
そのため、バンドによってデータ通信の制限が異なる場合に便利と案内している。
なお、通信方式はLTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/ 900(B8)/800(B18/B19/B26) MHz, W-CDMA 2100(I)/900(VIII)/800(VI/XIX) MHzに対応する。
SIMカードはSIMロックフリーかつシングルSIMで、サイズはMicro SIM (3FF)サイズである。
APNの設定にはRakuten Mobileが提供するRakuten UN-LIMIT VなどのAPN情報が追加されている。
利用バンド設定機能に関する記述やAPNの設定の更新内容から、ソフトウェアのアップデートは主にRakuten Mobileにおける利用を想定したと考えられる。
Rakuten UN-LIMIT VではRakuten Mobileが整備した楽天回線では月間データ通信容量が無制限となるが、Rakuten Mobileがローミング協定を締結したKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)が整備したパートナー回線では月間データ通信容量が5GBに設定されており、データ通信量が5GBを超過すると当月末までは通信速度が最大1Mbpsに制限される。
楽天回線のエリアでもパートナー回線に接続する事象が頻繁に見られるが、バンド固定機能を使用して楽天回線のB3に固定すると、無制限でデータ通信を利用できることになる。
価格は2020年11月1日に改定しており、16,500円(税別)に設定されている。
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