アルメニアのVEON ArmeniaがTelecom Armeniaに社名変更、Beelineは継続
- 2020年11月18日
- 海外携帯電話
アルメニアの移動体通信事業者(MNO)であるTelecom Armeniaは社名をVEON ArmeniaからTelecom Armeniaに変更したと発表した。
Telecom Armeniaは2020年11月16日にアルメニア国家登録で社名の変更に係る登録を行い、正式に社名を変更したという。
Telecom Armeniaはオランダに本社機能が所在する英領バミューダ諸島のVEONの完全子会社であったが、VEONは2020年10月29日付けで間もなくVEON ArmeniaをアルメニアのTeamに売却を完了する予定と案内していた。
社名を変更した背景までは説明していないが、TeamによるVEON Armeniaの完全子会社化が完了したことに伴いVEON ArmeniaがVEONの傘下から外れたため、社名を変更したと考えられる。
Telecom Armeniaは社名の変更が携帯通信サービスなどに影響を与えることはないと明確化している。
また、引き続きBeelineのブランドで展開するという。
ただ、BeelineのブランドはVEONが保有しているため、将来的には独自のブランドを導入する可能性もある。
VEONのグループとしては2006年11月にアルメニアに参入したため、アルメニアからは参入から約14年で撤退したことになる。
2006年11月にはロシアの移動体通信事業者であるVimpel-CommunicationsがArmenia Telephone CompanyをギリシャのHellenic Telecommunications Organizationより取得し、2007年4月には完全子会社化していた。
その後にグループ内の再編に伴いVimpel-CommunicationsからVimpel-Communicationsの親会社でグループを統括する持株会社として機能するVEONに移管した。
ほかに、ブランドはArmentelからBeeline、社名はArmenia Telephone CompanyからVEON Armeniaに変更するなど、様々な変更が行われていた。
VEONはアルメニアから撤退したことに伴い移動体通信事業者として参入している国はロシア、ウクライナ、ジョージア(旧グルジア)、キルギス、カザフスタン、ウズベキスタン、パキスタン、バングラデシュ、アルジェリアの9ヶ国となった。
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