フランスのSFRが5Gサービスを商用化、フランス初の5Gに
- 2020年11月20日
- 海外携帯電話
フランスの移動体通信事業者(MNO)であるSOCIETE FRANCAISE DU RADIOTELEPHONE – SFR (以下、SFR)は第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2020年11月20日よりNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始している。
当初は2020年12月に商用化する計画と公表していたため、当初の計画から前倒ししたことになる。
まずはニースの一部が提供エリアとなり、首都・パリ、マルセイユ、ナント、ボルドー、モンペリエにも近く拡大する計画である。
2020年11月20日の10時23分(中央欧州時間)よりSFRの公式ウェブサイトもしくはニースに所在する7店舗のBoutique SFRで5Gサービスに対応した料金プランに加入できる。
5Gサービスに対応した料金プランとしては80Go 5G、100Go 5G、150Go 5G、ILLIMITE 5Gの4種類を用意しており、月額料金と月間データ通信容量はそれぞれ40ユーロ(約4,900円)で80GB、50ユーロ(約6,200円)で100GB、65ユーロ(約8,000円)で150GB、95ユーロ(約11,700円)で無制限となる。
5Gサービスに対応した端末として多くのスマートフォンを取り扱う。
5Gの通信方式としてNR方式を導入しており、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用する。
周波数は5G向けに取得した3.5GHz帯の80MHz幅を使用しており、NR BandはFR1のn78である。
通信速度の理論値は1Gbpsを超えるという。
SFRはオランダのAltice Europeの子会社で、Altice EuropeはフランスのAltice Franceを通じてSFRを所有している。
Altice Europeは複数の国で移動体通信事業者として参入しており、Altice Europeの子会社としてはSFRより先にイスラエルの移動体通信事業者であるHOT Mobileが5Gサービスを商用化した。
これまでに、フランスの移動体通信事業者は5Gサービスを商用化しておらず、SFRがフランスで初めて5Gサービスを商用化した移動体通信事業者となった。
ほかにフランスの移動体通信事業者としてはBouygues Telecomが2020年12月1日に5Gサービスを商用化することが発表されている。
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