沖縄セルラー電話が2021年3月期Q3の業績を発表
- 2021年01月27日
- KDDI-総合
KDDIの連結子会社で沖縄県の移動体通信事業者(MNO)であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)は2021年3月期(2020年度)第3四半期の業績を発表した。
2020年12月31日に終了した9ヶ月間となる2021年3月期第3四半期累計の連結売上高は前年同期比6.7%増の542億7,000万円、営業利益は前年同期比7.4%増の121億5,900万円、親会社の所有者に帰属する当期純利益は前年同期比12.4%増の88億7,300万円となった。
2021年3月期第3四半期累計の業績は前年同期比で増収増益を達成したことになる。
業績の発表に伴い2020年12月31日時点の事業データも公表した。
携帯電話サービスの総契約数は前年同期比2.3%増の737,800件となった。
2021年3月期第3四半期累計には10,900件の純増を記録したが、純増数は前年同期比8.4%減と減少している。
2021年3月期第3四半期累計の携帯電話総販売数は前年同期比4.4%減の161,700台である。
なお、携帯電話サービスの総契約数および携帯電話総販売数は百未満を四捨五入した数値で、スマートフォンやフィーチャーフォンをはじめとした携帯電話のほかに、タブレット、データ通信専用端末、通信モジュールなども含まれる。
2021年3月期第3四半期累計の携帯電話サービスの総合ARPAは前年同期比2.1%増の7,172円となり、総合ARPAのうちau通信ARPAは前年同期比1.4%増の6,685円で、付加価値ARPAは前年同期比12.7%増の487円となった。
ARPUは1回線当たりの月間売上高を意味するが、ARPAは同一名義でスマートフォンやタブレットなど複数の回線を利用する場合はそれらをまとめた1加入者当たりの月間売上高を意味する。
Okinawa Cellular TelephoneはKDDIと地域ごとに連携する者として周波数の割当を受けており、沖縄県でauおよびUQ mobileの携帯電話サービスを提供している。
UQ mobileの携帯電話サービスはOkinawa Cellular Telephoneの完全子会社であるUQ mobile Okinawa (UQモバイル沖縄)が仮想移動体通信事業者(MVNO)として提供してきたが、2020年10月1日を効力発生日としてOkinawa Cellular Telephoneを存続会社、UQ mobile Okinawaを消滅会社とする吸収合併方式による合併を実施した。
そのため、2020年10月1日以降はUQ mobileの携帯電話サービスもOkinawa Cellular Telephoneが展開する。
第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に関してはauの携帯電話サービスでは導入しており、KDDIと同様にau 5Gとして提供している。
UQ mobileの携帯電話サービスでは2021年夏に5Gを導入する予定である。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。